巴里オペラ座2013−2014

恒例巴里オペラ座来年度(2013−2014)上演作品紹介が、バスチーユ劇場で催された。歌劇部門とバレー部門を、それぞれ解説。後で、作品の一部を映像で流した。新しく上演される歌劇については指揮者や演出家の会談も、映写された。
バレーについては、典型的な古典の大作がやや少ないように思えた。「眠りの森の美女」一作は、ちょっと寂しい。大好きな『ラ=シルフィード』は、嬉しい。可憐なミリアム=ウード=ブラハムがエトワールになっているから、よく似合うだろう。
もっともヌレエフの特別追悼会に行ったバレー好きの友人達は、やはりバレー団全体に水準が落ちていると嘆いていた。ル=リッシュも引退する。ここ十年間の人材登用の問題が表面化しているようだ。
しかし、作品も演出もいいから、美しい舞台を楽しむ一時は、保証されている。
それに反して、歌劇の方は、あいも変わらず舞台監督演出家の横暴。作品の選択には、文句なし。ベリーニを二作『清教徒』『カプレチ家とモンテッチ家』を上演してくれる。プッチーニの『西部の娘』は、初めて。『ルチア』『トリスタンとイゾルデ』は、好きな作品だが、前回はほとんど眼を閉じて聴いていた。歌手が優秀なだけに残念だった。『魔笛』『アイーダ』『清教徒』等の新しい演出も写真を見る限りでは、期待できない。
作品を規定する時と場所を無視しようとしている。背景となる歴史要素を排除して、現代か、もしくは抽象的な世界に持って行こうとしている.何故だろう?西欧の歴史文化を否定したいのだろうか?その豊かさに嫉妬しているのだろうか?個々の特色を消して、わけのわからないものにしてしまうのが普遍性だと思っているのだろうか?むしろ各々の特色を掘りさげてこそ、不変のものに達する事ができるのに。
そういえば、学校教育でもフランス革命以前は駆け足で通り過ぎてしまうという。自国の正しい歴史を知らず大衆報道の歪んだ歴史観で洗脳されてしまうのだろうか?
更に、敢えて醜悪に暴力的な演出となっている。美に対する敵意のようなものさえ感じられる。
慄然とせざるをえない。
そうそうたる歌手達が招聘されているだけに、惜しい。
多分、既に何度か観て失望していない『ラ=ボエーム』や『ウェルテル』、舞台がルレエフ振付けの『ロメオとッジュリエット』を思わせる『カプレチ家とモンテッチ家』等を考えている。

老人と 老い犬休む 辛夷かな

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